ムック829

ソウルメイト/七月と安生のムック829のレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
4.0
ネット小説「七月と安生」。実在する幼馴染の女性二人の友情を描いた話だが、七月は行方不明に。何があったのか?

凄かった。友情とか同性愛とかの次元を越えた、こんな感情もあるんだなという二人の関係性に震えた。
そんな二人の関係が崩壊していく様には心をえぐられたけど、全く予想していなかった「作者七月」の文字に涙腺が崩壊。
どこまでも想い合っていたんだなと。苦しいのに素晴らしいものを見たような不思議な感情になった。

安生を演じたチョウ・ドンユイは特に素晴らしかった。あまりにも多彩な表情はもはや小悪魔を越えて大悪魔。
七月のマー・スーチュンも良かった。列車に乗る安生を見送るシーン、複雑すぎるその心境がよく伝わってきた。

特別な二人の女性の生き様をミステリアスに描いた、心が揺さぶられまくりの凄いドラマでした。
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