市立図書館で働く田代史子は、ある日偶然に大学の後輩・佐伯亮太と再会した。奇跡的な再会は二人を急速に惹き合わせ、結婚へと向かわせた。幸せな未来を予感しつつ、結婚式の準備を進めていく二人だったが、佐伯は誰にも言えない能力に悩まされ続けていた。それは、幽霊が見えてしまうということ。日常のいたるところで遭遇する幽霊によって、精神を消耗していく佐伯。史子との生活も徐々にすれ違い、破綻していった。そんな中、佐伯は自分と同じ能力を持ち、幽霊に怯える女・木村紗英と出会う。
紫蘭高校演劇部、2年生の小春と実夏、3年生で部長の絢、同じく3年生の栞菜、国語教師で顧問の持永は来年からの共学統合が決まっている山の上にある泥打高校へ向かう坂道を上っていた。歌を唄い踊りな…
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