しろみさかな

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のしろみさかなのレビュー・感想・評価

3.8
久々に映画でほろりきました。内容とか政治のこととか思いっきり難しくてよく分からないこともあったし、着いていくのが必死だったけど、思いが伝わってきたからほろりときたんだと思います。
だって戦争はさ、大統領同士が拳で戦う訳じゃないんだもん。戦地に送られるのは若者達で、年老いた人たちでは無い。それを国の権力の誇示だなんだで負けると分かっていながらやっているんだから、そりゃ民衆は怒るに決まってますな。正義の為の報道の自由なら大賛成。ただ、現代の日本における報道の自由はいかがなものかと思いますよ。
新聞っていうのは、たった数百円で売られていて、なんなら読むところも限られていたり、全てを読む人なんて少ない訳で。しかも捨てられる消耗品。だけども、情報があり、それらを取材する人、刷る人、いろんな人達が関わってたったの1日の1部の為に時間を要して作っているという、考えれば考える程にとてつもなく大変な仕事であると思います。しかも新鮮さが大切で、1日経ってしまえば、途端に新聞というものは、古くなってしまうのですよ。そういう努力をしている裏方の人たちまでしっかり描かれていたという点で高評価でした。
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