幕のリア

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書の幕のリアのレビュー・感想・評価

3.2
トム・ハンクスとメリル・ストリープの掛け合いはさながらフリージャズのよう。

完璧な美術、装飾、衣装にタイムスリップ必至。

ただ、早々に呆気なく流出するペンタゴン・ペーパーズを正義の名の下に如何にスクープとするかのドラマは予想を超えるものではなかった。
2016公開「スポットライト」で味わった真実の追及における矛盾や焦燥には及ばなかったし、共作の脚本に同じ名前が連なっているのを見て、矢張りと腑に落ちた。

撮影まで時間のない中、本作の準備の様子を捉えた特典映像ドキュメンタリーが素晴らしい。
さすが巨匠の大作は抜かりない。
幕のリア

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