ことのは

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語のことのはのレビュー・感想・評価

3.5
【あの日 あの瞬間 人生が交差する】

ニューヨークとバルセロナ2つの町で、1つの事件を元に時間と場所を越えて繋がる人々のお話。

観たいなぁと思いながら観れていないドラマ『THIS IS US 36歳、これから』の監督作と書かれたパッケージに惹かれて鑑賞。

前情報なく観始めたから、物語の展開が読めなくて、途中からPTAの『マグノリア』を、
ギュッと凝縮した様な映画に感じてきた。
エイミー・マンの楽曲で彩られた『マグノリア』に対して、この作品はボブ・ディラン。
ジョン・レノンから手紙が届く、アル・パチーノの映画『Dearダニー 君へのうた』を撮った監督だったんだ。

時間と場所を越えて主人公が入れ替わりながら進む群像劇が、上品な脚本で描かれていて夢中になって観入ってしまった。
決して暗くなりすぎず、希望に満ちた良い映画だった。

人生(物語)は続いていく、
私が消えても。
ことのは

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