冤罪で逮捕された方の刑務所に入れられていた間の、そして出所後の人生ってどうなるの？
さらに出所後にもついて回る汚名。
自分の人生を冤罪事件で引っ掻き回されるなんて考えられない。
えええ、こんな考え方をした弁護士なの！？と思わされるような主人公。
彼が出会った冤罪事件で人生を振り回された男性。
彼らの出会いによって2人と、2人を取り巻く世界は徐々に変化していく。
しかし、刑事のあの捜査はあまりにも杜撰。
色んな映画でもあんな風にリンチをして、無理矢理供述させてっていうのはよく見る。
ってことはあれがリアルなの？
とにかく、犯人を挙げなければ警察のメンツに関わるから？
とは言え、無実の人間を冤罪逮捕して素知らぬ顔ってどうなの？
「彼に必要なのは金じゃない。
生きるために無罪を証明してやることだ。」
『生きるためには金が必要だ』
どちらの意見もわかるだけに、観ながら唸ってしまった。
生きていくためにお金は必要だと思う。
だけど、これからの人生を歩んでいく上で本当に必要なものって何？
自分の全財産を渡せるほど、自分の人生を託せるほどの信頼感で繋がれる相手っていうのはすごいなぁ。
勿論ラストで泣いたよね。
事実に基づく作品なんだけど、なんだかこれに似た状況って今の日本でもあるなぁって思ったり。
正しい情報を得て、正しく判断できるようにしなければ。
