彼を犯行に駆り立てたものは何だったのかー?
ノルウェーの小さな田舎町。
どこか寂し気で色の少ない景色の中に轟々と立ち上る紅炎。
消防団長の父を尊敬し、
自らも団員として火災現場に駆けつけ誰より懸命に消火活動にあたるダグだが、彼には人に知られてならない秘密があってー
これぞ北欧映画!ーと唸りたくなるような淡々とした描写と言葉少ない登場人物たちはけして地味ではなく、台詞が最低限な分彼らが今どんなに不安で不安定な気持ちなのか、など想像のし甲斐があって良かった。
『少年は残酷な弓を射る』程ではないけれど、親の気持ちを思うとやりきれない系の映画ですねこれは…(ノД`)
しかしサスペンス要素もミステリー要素もほぼ無いので、上質な北欧映画に期待すると痛い目見るので気を付けた方がいいと思います。笑
それでも私は北欧ムード溢れる世界観が大好きなので嫌いになりきれない映画でした(*´-`)
主人公が湖にパン一で残される侘しい姿が忘れられないよ…あれはナイよね!笑