ゆき

心と体とのゆきのレビュー・感想・評価

心と体と(2017年製作の映画)
3.8
また夜に

直接的な触れ合いはなくとも、静かで官能的な時間でした。
マイルールの中で清く正しく生きている女性。それは周囲と馴染めないほどに純。
その先の人生に希望を抱くことを止めた男性。不自由な片手を理由にして。
気持ちの不自由さと身体の不自由さを交差させ、男女の差を交差させる展開。
幸福の象徴とされる「鹿」を機に二人の交友は進展する。
むずむずするような愛情のすれ違いが印象的な一作。
着飾るより姿勢が大事。

×××
郊外の食肉処理場で働く女性。人とのコミュニケーションが苦手な彼女を上司の男性は気に掛け始める。上手くかみ合わない二人だが、「同じ夢」を見ていると知り、少しずつ歩み寄り始める。
ゆき

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