心と体とのさすらいの用心棒のレビュー・感想・評価

コミュ障の新人職員マーリアと、片手が不自由な上司エンドレが同じ夢を見始めたことからはじまる、すこし不思議なラブストーリー。

ベルリン国際映画賞金熊受賞。
ほとんど感情を出さない二人の秘めた想いが、光と影と音からそこはかとなく伝わってくる。とても美しいですね。清潔な光にさらされたマーリアのブロンドのふるまいとか、雪原の森の中でいたわりあう二匹の鹿とか、ストーリーはすぐに忘れてしまうだろうけど、そういう映像が胸に残ります。シカでした。