ジャッキー・チェン主演。
爆破テロに巻き込まれて命を失った娘の復讐に燃える老人の話。
老人とはいえジャッキー。
60歳代でこんな動ける爺さんいるかよとも思えるが、実は元アメリカ特殊部隊に所属していた優秀な工作員という設定なので、そこまで違和感はない。
ジャッキーならではの小道具戦法や建物を上手く利用したアクション、痛々しいシーンが随所に散りばめられてるので「あぁやっぱりジャッキー映画だ」ってワクワクできる部分もあれば、自分の中でのジャッキーといえばコミカルなおじさんなので、そんな一面がワンシーンもなかったのでちょっと物足りなさも感じる。
(唯一の家族を失った父の復讐劇なのでいたしかたない)
爆破テロの犯人が誰なのかという部分は特に謎めかしく描かれておらず、サラッと明かされてあっさり捕まってしまうので、「犯人を言え、さもなくば」と脅しにかかるジャッキーと、「本当に知らんのだ」一点張りの元過激派組織活動家の副首相の鬼ごっこみたいなやり取りがメイン。
ジャッキー扮する老人自身がちゃんと納得いく復讐ができたのかというところは微妙だが、爆破やアクションシーンは迫力あって見応えがある。
ただ、なにか物足りなさもある。