哀しくて泣けるジャッキー映画。爆弾テロ事件とその首謀者をめぐるストーリーで、爆発シーンが多くてハラハラする。感情を抑えたジャッキーの演技と同様アクションもジェイソン・ボーンのようにシリアス。ただあまりにも抑えすぎてキャラ立ちが弱く、悪役のピアース・ブロスナンの方が魅力的だった。
最後にある人物が口にする"No point waking the dragon."(龍を起こす必要はない)にはシビれた。エンディング曲の歌唱はもちろん"成龍"。この人、持ち歌いっぱいあるらしい。
タイトルの"The Foreigner"は単に「外国人」という意味ではなく、ジャッキー演じる主人公が、劇中で少し触れられていたように、運命に翻弄されて常に「他所者」であることを強いられてきたという意味合いがあると思う。原作タイトルは"The Chinaman"。 https://en.wikipedia.org/wiki/The_Chinaman_(novel)
https://twitter.com/syuhei/status/1333382346112811008