まりん

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのまりんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こんな結婚の形もあるのだなぁ‥と思う。
暴力的で身勝手で男尊女卑で、世間のせいだとしても、たとえEthan Hawkeのルックスを持っていても、私は受け入れられないわ。
まぁ、何だかんだ言いながらちゃんと迎えに来るんだけどね。そう言う所は可愛い。
後、網戸とかさらっと取り付けられちゃうところとかね。

でも、やっぱり相性は有って、それは後々にならないと解らないのかもだけど、二人は合ったんだと思う。
モードもエベレット相手じゃ無ければ、献身的にも自由にも慣れなかったのかもだし、エベレットも、生きるのに必死な生活の中に安らぎを見いだせなかったかも知れない。
運命の相手って、本当にいるのかもしれない。殆どの人は、見つけられないのかもしれない。

不自由な体で、困難な人生で。でもだからこそ、幸せを見つけられた。
人生は、何がどう未来に作用するか解らない。
本当に不思議。

余計な物に目を向ける余裕の無かったエベレットが、家の前で天を仰ぐ。
そして静かに看板を片付ける。そのシーンが目に焼き付く。

いつもお調子者の役が多いEthan Hawkeが、凄く無骨な役を見事に、腹立たしい位に演じています。
そして、決して美人じゃないけど、時々凄く可愛い、Sally Hawkinsは凄い俳優だと思います。
まりん

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