明石です

ザ・ヴォイド 変異世界の明石ですのレビュー・感想・評価

ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)
3.7
人里離れた田舎の病院に駆け込んだ保安官が、この世ならざるものをたくさん(本当にたくさん)目にする話。超進化型ハイブリッドホラー!という便利な、ではなく魅力的なキャッチコピーに釣り込まれて鑑賞。

KKKを思わせる真っ白な衣装に身を包んだカルト教団に囲まれた病院内でモンスターが発生し(この時点でもう凄い、、)さらには斧や銃を持ったサイコな人たちが駆け込んでき、内にも外にも逃げ場のない中で、院内の人々がモンスターやらサイコパスやらに殺されてゆくという超てんこ盛りなお内容に驚きを隠せぬよ、、物体Xとクトゥルーを足したようなぐちゃどろクリーチャーはとっても気持ち悪く、でも中にいる人間の方が怖くてなんだかんだモンスターは脇役でした。

ヒッチャカメッチャカ感で押し切り、トンデモなくスケールの大きな場所に辿り着こうとしながらも、鑑賞後にはなんとも言えない曖昧な感覚を残すまとまりを欠いた怪作となってしまったこの感じ、アロノフスキーの『マザー』を思い出すなあ。あっ、だからジャケットが目のアップになってるのかな笑。世界観が似てるから「レクイエム」関連で引き込むという狙いか!
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