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色即ぜねれいしょんのoden8のレビュー・感想・評価

色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)
3.5
"通信空手!初級っ。僕の。こっそりブルース・リー化計画っ♪"
by 文化系でも体育会系でもない 乾 純

色即是空。
この世の万物は形をもつが、その形は仮のもので、本質は空(くう)であり、不変のものではないという意。

男子高校生真っ盛りの物語。この時期は誰もが、頭の中は好きなコのことでいっぱいエロいっぱいだよねぇん。
恋に恋する青年と呼ぶには、青過ぎる男のコ。彼らは、まだ何者でもないし。これから何者にでもなれるのね。だから、彼らは迷い藻掻くんだよね。

甘酸っぱい出会いと。ほろ苦い別れ。それらが、彼らを色付けていくの。経験を重ねることにより、彼らは形を変えていく。自分らしさとは。自分とはと。

渡辺大知くんが、とにかくめっちゃフレッシュ全開。今までは、ちょっと苦手な俳優さんやったけど…。あんなに無邪気な演技を魅せられたら、些かファンになってまいそうよね。カワイイったらありゃしませんわん。
臼田あさ美さんも、今までノーマークやったけど…。ちょい年上のエロそうなおねぇさん役が、めっちゃハマってたよねぇ。あんなおねぇさんと出会ってもうたら、イチコロやでよぉ〜ん。

物語としては、もう少しインパクトがほしい気もするけど。ゆっるぅ〜く"あんな頃もあったなぁ〜ん"と、若かりし頃の自分に重ねながら愉しめてまうんだ。時代設定がちょい古めなんが、ちょうどいいのよん。自分の高校時代に近過ぎると、それはそれで差異が気になってまうからさ。
なんかね。不思議と彼らが純粋で健全そうに見えるんだよね。バイアスのかかり方が優しいというか。めっちゃ、おおらかな空気感の作品だったよね。

毎年、法然コールで盛り上がる学校は…些かしんどいなぁ…。ハイスクメンタルでも、ついていける気がせんわぁ。
HOWNENSの曲中に、"ガチャピン!ガチャピンっ!!"って聞こえたのは…空耳でしょうかん??

人を好きになり 己を知る
他者と比べて 己を知る
出会いと別れを繰り返し 己を知る 
己を知り 己が変わっていく
ボクらはどんなに色が変わっても
それがボクらなんだ

"人生は、さよならだけ。"
by ヒゲゴジラ

Cast(役者·キャラ) 3.5
Story(物語) 3
Architecture(構成) 3.5
Picture(画) 3.5
Acoustic (音) 4
24-66
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