うえの

色即ぜねれいしょんのうえののレビュー・感想・評価

色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)
3.2
京都の仏教系の高校に通う乾純。文科系とヤンキー系で極端に分かれたスクールカースト内でウジウジとした毎日を過ごす彼が友人の誘いでフリーセックスの名所と呼ばれる島へ出かける一夏の性春を描いた性春映画。

日本のMJことみうらじゅんによる原作を監督に田口トモロヲ、主演に黒猫チェルシーのvo.渡辺大知、脇を固めるはもはや立派な俳優人の峯田和伸、そしてまさかの出演かつ超ロン毛の大根役者くるりの岸田繁などバンド関係者の出演も目立つ好きな人にはたまらない作品。

臼田あさ美のエロさ可愛いさを前面に押し出したオリーブとの出会い、人生を変えたと言っても過言ではないヒゲゴジラとの出会いを経験したフリーセックス島から帰宅し、微妙に変化していく純と伊部と池山の関係性、オリーブとの失恋からの吹っ切れたような勢いで文化祭のステージへ上がる純が情けないながらも誇らしい。ただアコギであの盛り上がりは不可ではと思う笑。

ヤンキー系のボス、須藤が結構良い味出してて良かったと思う。
エンドロールの岸田峯田渡辺3人での村八分のカバーも良かった。
あとは島を離れるときに気持ちが爆発して海にバク天しながら叫んだ峯田がすごい良かったアレ絶対ケガするやつだわ笑。
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