え、良い。
男子校に通う、一見冴えない音楽好きの文科系男子の物語。
そんな主演を演じる渡辺大知さんは、こちらの作品がデビュー作のようで、初々しさと、音楽への情熱となんともはまり役でした。
学生時代、一見冴えないと思われがちな人の中に、実のところは目立っていた人よりもイケている人がけっこう多くいることは、おとなになってから気づいたことの一つ。
原作がみうらじゅんっていうのも、作品に良い加減に影響していて、わたしはとても好きでした。
主演以外も、キャストが絶妙。
主演を取り囲む人間模様がさいこうなのかも。
愛おしいキャラクターの登場人物が多いのが本作の魅力。
かわいらしくて、素朴な少年たちと周りのおとな達の寛容さが、朗らかで陽気な気持ちにさせてくれるおはなしでした。
けっこう、好きだなぁ。