しょうた

シェイプ・オブ・ウォーターのしょうたのレビュー・感想・評価

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堪能した。大人のファンタジーとしてよく出来ている。善悪のはっきりした冷戦時代を舞台に、快不快に訴える肉感的な要素も巧みに使っている。無欲であることの強さ、精神のピュア、深くつながる力。
映画への愛も。ヒロインのアパートメントの階下が映画館とか。これは夢と現を往き来する装置として、観客がファンタジーの世界に入るのを助けているだろう。「はてしない物語」の本がそうであるように。
(追記)
最初の水中にベッド、ヒロインが浮かんでいるイメージはタルコフスキーの「鏡」を思わせる。
タイトルは、ヒロインが聴覚障害の日本のアニメ「聲の形」の影響?ラストのタイトルバックは江戸の紋様にあるような波のパターンデザイン(水の形)だったし。
(追記2)
友人のもっとすてきなタイトルの解釈。愛の形は水のように無限だ。友人はレズビアン。
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