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アナと雪の女王2のsoyaのネタバレレビュー・内容・結末

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

前作よりファンタジーとアクションシーンがパワーアップしていて個人的に面白かった。何より絵が実写じゃないかと思うくらい美しい。キャラの衣装も秋らしく美しい。

・シナリオ
前作が小さいお子様向けだとしたら、今回は大人向けなシナリオだった。
おそらくちびっ子は置いてけぼりだっただろうが、大きくなってこの映画を見返した時に製作者のメッセージを読み取って欲しい。
自然への畏敬の念、過去の過ちから学び未来へどう歩むか、異なった考えの人を受け入れる勇気、他者の変化を受け入れる。
これまでのディズニー作品の悪を倒す!という風ではなく、各々の成長や葛藤との闘いを描いていたのが斬新だった。
ただ色々詰め込み過ぎて、後半、エルサが何故凍ってしまったのかという説明が不足していたのでそこはマイナス(もう一度鑑賞すれば分かるのかも知れないが…)。


・曲
前作の「Let it go」や「雪だるま作ろう」などのキャッチーで素人が歌いやすい曲は無い。しかし、メインの「Into the unknown 」はミュージカルソングとしてパーフェクトなくらいこの物語を象徴し、ワクワクする曲だ。
クリストフの「恋の迷い子」もコミカルな描写だが、彼の悩みは深刻である。ちぐはぐな彼の現状を上手く表現してると思った。
アナの「わたしにできること」は感動して涙が出た。アナほどの試練は無いにしろ、何かしらの壁にぶち当たったことのある人なら彼女の強く、困難にもめげない姿に励まされるのではないだろうか。
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