ジーハ

ボヘミアン・ラプソディのジーハのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
3.6
20世紀。1985年夏。
クイーンのライブが伝説になった、世紀のイベントと言われた「ライブエイド」

だけどライブ前、世界の注目はクイーンではなく、他にあったと記憶している。大物バンドのザ・フーやレッド・ツェッペリンの再結成。D・ボウイやB・ディラン、P・マッカートニー…地球規模と言い過ぎではないくらいの面々が、アフリカ飢餓救済のため、このイベントに参加表明し、チャリティーの枠を超え全世界が注目する大イベントになっていた。そして、十代だった自分も例外ではなく、その時好きだった音楽のまん中に、クイーンはいなかった。。。でも、彼らは、この日のライブで世界と私の認識を一瞬にして変えてしまった。今でもそれは肌感で覚えているほど…

21世紀。
この作品を通して、映画のストーリーを追うだけではなく、音楽を身体中で感じ、ウェンブリーアリーナの観客の一人になって、あの伝説のライブに参加させてもらえたことに、心からお礼を言いたい。そして、あの素晴らしいライブの前にあんな衝撃のドラマがあったとは…

あの日のクイーンのライブを大スクリーンで、こんな形で体感できる日がくるとは想像もしていなかった。作品を観終えた後、改めて、進化した最新の映像技術と音響にも感謝した(涙)

何より、音楽の力はすごい!もしかしたら本当に世界を変えられるんじゃかいか!と力と希望をいっぱい与えてくれたフレディ、ブライアン、ジョン、ロジャーに言いたい〜本当に、本当に、本当にありがとう。

これからは「渾身」〜
1985年のアフリカ飢餓救済イベント、ライブエイドでの「クイーン」のヴォーカル、フレディ・マーキュリーのパフォーマンス。と、書くことにしよう…(笑)

ライブシーンにばかり、熱い思いを語ってしまいましたが〜バンドの結成、葛藤、ゴシップ、彼が愛した人たちとの関係…どれも興味深く、ものすごい集中力でみておりました…あと、クイーンのメンバーはもちろん、ボブ・ゲルドフからフレディの家族、恋人までのそっくりレベルが驚異的すぎます!

あと、多くの人に与えてばっかりのフレディの人生に、彼だけを思っていてくれる人が現れ、おそらく彼が天国に召される瞬間、そばにいてくれた人が存在したとこの作品で知って、私の長年の胸のつかえがとれました。フレディはバンドを離れてからも幸福だったと信じたい。
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