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ボヘミアン・ラプソディのLovemovyのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
3.1
Queenリアルタイム世代だった。
学校でLPを貸し借りしてる友人思い出す。
音楽が日常生活に深く関わってた年頃と重なり、懐かしく感じるシーンが印象に残る。

当時、私は違うアーティストを好んで聞いていたけど、洋楽大好き少年だった家族は知った曲ばかりだったと観終えてどこか弾んでた。

Queen の曲は馴染みがあるものの、エイズ感染の話が出るくらいまでグループ自体のことは全くアンテナ向いてなかった。ヒット曲を生み出す沢山のアーティストの一つでしかなかった。当時のタブロイド風な私生活やメンバーの不仲説が話題になってたのを今になって裏を見せてもらって「へー、そういうことだったのか」という感じ。

年末で気持ちに余裕が無くて、私の感性スイッチが鈍ってたのかも。

上手く映画のQueenの世界を再現してたとは思う。だからかえって少しでも違うところがあると引きづられて、それが重なり段々と映画の世界観から離れていってしまった。顔の特徴強調し過ぎだしw 画面アップした時のラミの目が個性的過ぎてMr.Robot のキャラがチラついてしまって、入り込めなくなってしまったのもあった。観る側の柔軟性に欠けるフィルターの問題だ。

時代は変わってエルトンジョンのようにのびのび人生謳歌してる大御所もいるのに。今も生きてたら、この世でどのような生き様を見せてくれたのだろうと、昨今の才能あるアーティスト達の死が残念でならない。

並びの座席の女性は嗚咽してたし、映画館のロビーでは年配の女性が立ち止まって友達に支えられながら泣きじゃくってた。

David Bowieだったら泣くかなー。

そうか。
きっと冒頭のシーンで、もう気持ち置いていかれてしまったんだ…。
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