私は4人のクイーンをリアルタイムで見てきた世代ではないがこの映画はとても楽しめた。(私が生まれた時は既にフレディ・マーキュリーは故人だったので…)
主演のラミ ・マレックをはじめ出演者の演技は皆素晴らしく、ラミは心の底からフレディを表現しようとしていたこと、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンを演じた3人は楽器演奏もかなり頑張っていたことがよく分かった。
いつの時代も本物の天才には迷いと不安は付き物だと思っているのだけど、比較的最近まで生きていたフレディもまた素晴らしい才能を持ちながらも様々な闇を抱えて生きていたと思うと胸が痛くなった。
また、時々フレディの我儘な言動には呆れたこともないがミュージシャンかつパフォーマーである以上多少の図々しさも必要ではあるのである意味人間らしく描いてて良いと思った。
45年の生涯は短いかもしれないが素晴らしい歌唱力と作曲センス、そして大きな名声を手に入れて精一杯生きたフレディの人生にはとても感銘を受けた。