塔の上のカバンツェル

テルマの塔の上のカバンツェルのレビュー・感想・評価

テルマ(2017年製作の映画)
4.0
北欧式清潔感あるサイコホラー
誰にとってのホラーなのかしら

欧米のキリスト教的信仰心と時に抑圧的とも言える伝統的価値観に対して、北欧が近現代養ってきた個人の自由思想による心の解放… 作品の根底にあるメッセージを登場人物たちの心情とキャクターに上手く落とし込んでいるのがやっぱり北欧作品ってすごい

遠景からの俯瞰視点は、時に"神の目線"と言われますが今作でも始まりと終わりを俯瞰視点で区切ることで、物語の完結を丁寧に宣言していると思いました。

あと中性的な女性がどストライクなので、主人公のエイリ・ハーボーさん、めちゃギュンとくる
睨まれて時空に消しとばされたい