田中太郎

X-MEN:ダーク・フェニックスの田中太郎のレビュー・感想・評価

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)
3.0
X-MEN見返そうシリーズ。
初鑑賞の時はあんなに面白いと思っていたのに、久々X-MENシリーズを見返すにあたってこの作品を再鑑賞したら…めちゃくちゃつまらん。酷すぎる。

なにがダメって、とにかく脚本がゴミ。
新三部作で最も好きになったプロフェッサー、マグニートー、レイブン。
この3人の関係性のおかげで成り立った新三部作を、この映画一つで全部ぶち壊した。

そう、レイブンの死である。
ジーンを止めようとして吹き飛ばされて木にブスッと刺さり、死亡。

そのことを知りマグニートーは激怒。
再びプロフェッサーと対立する。

新三部作はプロフェッサーとマグニートーの因果関係を描いていた。その描き方は素晴らしく、前作のアポカリプスで(映画自体はそんなだったが)素晴らしい締めくくり方を見せてくれた。

それを再び…対立させる。こうなるとマグニートーがめんどくさいやつみたいな感じに見えてしまう。

それに伴い、先程も言ったけど脚本がゴミ。
例えば

サイクロプス「プロフェッサー!ハンクがいない!」
プロフェッサー「(寝起き)ムニャムニャ…ぇえ?部屋は?」
サイクロプス「いない」

部屋見ていないから焦って伝えにきてんだろうが!!!アホか!!!しかもこの会話、レイブンが死んだ後に流れるのがやばい。レイブン失った悲しみをプロフェッサーは感じてるのか?

終盤、対立したマグニートーが結局プロフェッサーと手を組むことになる。その理由は「気が変わった」の一言で済まされる。


とにかくつまらない。アクションシーンは終盤少し盛り上がるが、ドラマの部分が壊滅的だ。マジで見てる時怒りを覚えた。

ハンスジマーの音楽は良かったので3点
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[この映画のBest俳優]
マイケル・ファスベンダー
[脚本面]☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆
[オススメ度]☆☆☆☆
田中太郎

田中太郎