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ダイバージェント FINALのleiene1991のレビュー・感想・評価

ダイバージェント FINAL(2016年製作の映画)
1.6
派閥システムを意図的に作り出し壁を作り分断を産んだ外の世界の人間達の中でもさらに人間の差別化が存在している。
まさに無限ループ
組織ができる、意見の対立などから分裂分断が始まる、組織に属する人間は自らの居場所を守る為に戦う、一方が淘汰されより大きな組織ができる→分断が始まる
歴史を見ても基本的にこの繰り返しのように思う

この連鎖は絶対に止まらないんだろうと思う
人間は本作でいう5つの性格みたいな表層的で単純化されたものでは当然ないし、なにかに専門分化せずに幅広く知識を持つ事が相互理解に繋がるというのも分かります。
ただ物理的、精神的、社会的な恐怖、極端に言えば死を目の前にした時に人間がする選択はごく単純化してしまう

ラストは希望があるように見せてるけどそれもとりあえず、という感じにしか思えない

あとこの作品で1番引っ掛かった点がこの派閥システム自体に反発する人間や組織が全然出てこないところ
導入されて長年経ってる前提があるとはいえそれがないのはかなりモヤモヤする
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