とか26

検察側の罪人のとか26のネタバレレビュー・内容・結末

検察側の罪人(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

後半の尻すぼみ感がすごい。
前半の面白さとは、うって変わって
テーマ性が表に出てくるほど
面白さとのバランスが取れなくなり、
かなり面白かったはずなのに
ラストシーンでは
つまらない印象になってしまう
面白さの流れが珍しいタイプの作品でした。

メインのキャラ5人くらいまで
みんなすごい上手いこと設定されてて
キャラが立ってるので
前半はキャラクターたちの関係性を見てるだけで
面白かったんですが、
後半からの展開の詰め込み具合には違和感が。。
かなり大きな展開がたくさんあるにもかかわらず
時間配分が上手くいってない印象で
それぞれの山場があっけなく幕を閉じてしまう。
閉じ方次第で
さらに面白く深い作品になりそうだっただけに
とても惜しかったです。。
用意されたキャラクターの出来に対して
その結末が総じてあまり良くなかった。。

二宮くんは尋問シーンで
めちゃくちゃ株を上げたと思いきや
ラストシーンで
その株全部下げててなんとも言えなかった。

キムタクは
今までにないキャラクターを演じてて
それだけでひとつのギャップが生まれてるから
すごいよなぁと思いました。

吉高さんのキャラクターは
二面性があって立ち位置面白かったけど
どちらも2時間の映画では
最大限活用するのが難しかったと思う。

松重さんは
奇抜なキャラクターを見事に演じられて、
酒向さんはもう予告だけでお腹いっぱいの演技。

前半の面白い言葉のバトルをメインにしたまま
後半も突っ走って欲しかったなぁ。
豊富な要素を
必要最低限な点だけに絞って
いいところをもっと見たい作品でした。
決して悪くない、
かなりいい線いってただけに惜しい作品。

ありがとうございました。
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