今夜ロマンス劇場で
昭和30年代、映画監督を目指し映画撮影所で助監督として働く牧野健司(坂口健太郎)は、近所の映画館で昔のモノクロ映画を観るのがささやかな趣味。その映画を繰り返し観ていたある日、雷が鳴り映画館が停電。復旧したらなんとそこには恋焦がれていた映画の主人公「美雪」(綾瀬はるか)の姿が…!?
スクリーンから飛び出して現実世界に…
まず「ラストアクションヒーロー」でシュワさんが映画の世界から現実にどーん!を思い出してまうワテはおっさんですね!
綾瀬はるか演じるわがまま姫の美雪は、モノクロ映画から出てきたので体が白黒。現実世界で行動するには…なんと「メイク」で顔、身体に色を付ければ安全ン!
いいですね!ツッコミ所とかそんな域じゃない!
わがまま姫はモノクロの世界から出て来たので、「色」という概念が無いので赤色、青色等、色を教えて貰う所からスタート。
公衆電話の赤色から、池の鯉、雨上がりにかかる虹の美しさ。今の自分達が普通に見ている「世界の色」をどんどん認識していく流れは良かったなぁ。
映画撮影所での日々の業務、昭和の映画館の観客は映画観ながら大声で笑ったり声出したりしている所はいいですね。
子供の頃、埼玉で母親とよく映画を観に行っていたオカンの話を思い出した。こんな感じの古い映画館で観ていたのかなぁ。
映画好きに向けてのアピールも満載。細かいネタは分からないけど、古い映画館館長の
「映画はどんなに人を楽しませても、いつかは忘れられてしまう」
うーん胸に響く…事はない!笑
だって未来は「ビデオ」という媒体で、好きな時にVHSビデオデッキに入れて観れるようになるんですぜー!?いいでしょー!
早送りや巻き戻しまで出来るんでっせ!キュルキュル…言うてね!たまにブチっ!言いますねん…
映画青年とわがまま姫は仲良く暮らしましたとさ…となる訳がないその後の展開ィ!
それでも二人に降り掛かる災難は程々で。
わがまま姫の重大な問題に対して、青年と姫の出した答えとは…!?
くうぇー泣いてしまったぜ…こんな邦画観てまだまだ泣ける人の心を持っていたのねワテ…しくしくしく
The悪い人も出て来ないのもいいですね。
サラッと観てシンプルにほんわかして楽しめる。そこに特化したような作り。
それなりの満足度が得られて良かったです。