せの

ゴジラ×メカゴジラのせののレビュー・感想・評価

ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)
4.0
凄腕のパイロット家城茜は、ゴジラが突然襲撃してきた1999年の迎撃戦でミスを犯し、仲間に戦死者を出してしまう。責任を問われ資料係に配属されるが、4年後、3式機龍の完成にあたりその操縦を家城に託される。
3式機龍は1954年、オキシジェンデストロイヤーによって倒されたゴジラの骨から作られた対ゴジラ兵器であり、ゴジラの咆哮に共鳴して暴走してしまう。
ゴジラは今作では徹底的に災害として描かれ、無造作に強いです。熱戦はめちゃくちゃ正確に戦闘機に当てるし、生身でアブソリュート・ゼロとかいうチート武器を搭載した機龍と渡り合うバケモノです。
八景島シーパラダイスに現れたときのゴジラのスケール感はもの凄く、息を呑む迫力ですね。
CGのクオリティはそこそこで、機龍がガタイの割にすばしこく動き回っていて良かったです。メカゴジラとしてのデザインはやっぱ良いです。メカメカしすぎてときめきます。

釈由美子演じる家城のキャラクターは良かったです。葉山という絵に描いたような因縁キャラも、「家城は女なのに〜」とは一度と言わず、よくポリコレに配慮できたキャラだこと、と思いましたね。
母と生まれてくるはずだった妹(?)を失った少女と、自己肯定感が地に落ちた家城との触れ合いなんかも差し込まれて、結構人間パートが凝られている作品だと感じました。
小学生の頃からこのゴジラのデザインが一番好きですね。時点でFW。ミレニアムシリーズはゴジラの造形が神がかっています。
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