せのさんの映画レビュー・感想・評価

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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

豪邸での主人公の結婚パーティーに、富裕層への反乱を決めた貧困層が銃を持って襲いくる。失う者がない貧困層が、本気で国家転覆にかかった場合どうなるか、その後富裕層はどんな扱いを受けるか…

あまり人にオス
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

この映画を広島で観たことにそこはかとない巡り合わせを感じつつ、モヤモヤした部分と映画として出来の良い部分とでかなり揺さぶられました。

オッペンハイマーというタイトルの映画であるので、当然鑑賞前から原
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

子どもが次々に誘拐され失踪する街で、フィニーが次なるターゲットとして誘拐される。フィニーが閉じ込められた部屋には線の切れた黒電話があり、過去に被害者となった子どもたちから電話がかかる。
フィニーの妹グ
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.5

とある惑星では、巨大なドラーグ人が人間をペットとして飼っている。ドラーグ人の少女ティバは、親を亡くした人間を拾ってテールと名付け飼い始める。

人間が他の動物をペットとして扱うという事への倫理的問題点
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暗殺の森(1970年製作の映画)

4.0

マルチェロは、13歳の頃ホモセクシャルの青年リーノに襲われ銃殺してしまったことがトラウマとなり、どうにか普通になりたいと願いファシストになる。政府からの命で、反ファシストの大学教授でマルチェロの恩師で>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

ベトナム戦争におけるアメリカ軍の実情や、当時の大統領達の思惑を綴る最高機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」の内容の一部をニューヨークタイムズが報じる。
ワシントンポストもベトナム戦争の実態を報道し、真実
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インビジブル(2000年製作の映画)

3.5

軍の命令で、人間を透明にして元に戻す方法を研究するセバスチャン。結果を急かされたため、自分を実験台に透明化に成功。しかし元に戻す段階で不具合が生じ、原因解明までを透明人間として過ごすことになる。

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ボディ・ダブル(1984年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

デパルマ節全開のエロティックサスペンスで面白かったです。
偶然知り合った俳優仲間に留守番を頼まれて隣の女を覗き見していると、その女の身体に惚れてしまい、後をつけるようになる。ところがある日、その女が部
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

4.0

4Kレストア版の1週間限定上映にて。

話はよく分からないので、映像的なところだけに触れると…

いやに幾何学的な配置の背景やらセットと、その中で不規則に配置されゆったりと動く登場人物たちとが作る美し
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ショーガール(1995年製作の映画)

4.0

想像以上に映画的パワーに溢れた作品でした。エロにばかり目が行って批判してる人、よくないぞ!

ダンサーを目指してヴェガスにやってきたノエミはいきなり荷物を盗られて途方に暮れる。助けてくれたモリーの家に
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

大傑作でした!
イタリアの街ぺシアの修道院に入ったベネデッタは成人後、就寝中にイエスの姿を見て、両手両足に聖痕が出現。修道院長の地位を得るが…色々あるヨォというお話。

ベネデッタという曖昧な人物は、
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殺しのドレス(1980年製作の映画)

4.5

デ・パルマ流のサイコ。
行きずりの男と情事に及ぶ欲求不満の既婚女性が惨殺された現場を偶然目撃してしまった娼婦。次なる標的となった彼女は、殺された女の息子と協力して犯人を探る。

かなり荒技などんでん返
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

4.5

業界の権力者であるスワンが、自身の経営する"パラダイス"劇場のオープニング曲を、売れない作曲家のウィンスローから強引に奪い我がものとする。その恨みからウィンスローはスワンの事務所へ侵入するも、プレス機>>続きを読む

映画ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜(2012年製作の映画)

2.0

結構、ほんとにつまらない
まず冒頭、パパが買ってくれたカブトで昆虫バトルに負けて、パパが帰った後にジャイスネがパパをバカにする。ここでもうこの映画を通してジャイスネのことが嫌いになります。クソガキが。
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ドラえもん のび太と翼の勇者たち(2001年製作の映画)

2.5

鳥人間の世界バードピアから迷い込んできたグースケの後を追ってのび太たちもバードピアへ。そこで人間への復讐を目論むジーグリード長官が太古の竜・フェニキアを復活させるところと遭遇し、鳥と人間の共存のために>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の宝島(2018年製作の映画)

3.0

太平洋に突如、新たな島が出現。そこに宝があることがわかり、海賊船を作って探しに行くことに。そこで時空海賊シルバーに遭遇し、地球のエネルギーを吸収し滅亡してしまう未来の地球を救うという彼の計画を阻止する>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.0

殺しに来るなら殺してやるぞ!ていう心意気のオッサンが、金掘った帰りにナチスに邪魔されてボコボコにぶちのめす話。
フィンランドだってソ連とドイツにゃ恨みがあるんやで〜て叫びが聞こえてくるような、激しいナ
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.5

今年のテーマは音楽!
音楽が地球上に生まれて、現代の生活に溢れる程の存在になるまで、様々な偉人や音楽に携わる人たちのおかげでここまで確立された芸術・娯楽になったんだということを子どもにも伝わるように描
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

10年ぶりのアルジェント、公開時期は観に行けず、ようやくの鑑賞。
アルジェントのらしさは薄く、物足りなさも古臭さも大いに感じてしまったけど、あぁアルジェントって監督はこういう感じだった、そうだったと懐
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ドラえもん のび太のワンニャン時空伝(2004年製作の映画)

4.5

青春よりも前の、幼心を思い出させてくれるかけがえのない作品です。
大人になって見ると、イチのタイムリープとか、時空の捩れとか、ネコジャラの思惑とか、ノラジウムの設定とか、細かく描写しつつも整理して描か
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かったです。
無声映画時代のスター、ノーマが隠居。使用人の図らいと工作により本人は未だにファンが自分の復帰を待っていると思い込んでいる。主人公の脚本家ジョーは、取り立てに追われて逃げ込んだ家でノー
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

独立国家と化したイングランドで、反体制の革命家"V"に出会い、政府とVの闘いに巻き込まれていく主人公イヴィ。

Vが警察官のフィンチやサトラーの裏をかいて党幹部を殺していく辺りは楽しく見られたんだけど
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

夢を共有できる装置DCミニが盗まれ、開発者が失踪。研究所内ではDCミニにより夢を侵略され精神を病む者が続出する。主人公の千葉は、夢の世界では探偵「パプリカ」に姿を変え、犯人を追う。

混沌とした夢の世
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映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

4.5

ガチ名作です。
しんのすけが描いたニセななこがキモすぎて見続けるのかしんどくなったけど、最後には愛着がしっかり湧いていてすごいわ
子どもが描くラクガキの無邪気なパワーに目をつけて、それがあまり推奨され
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.0

絶賛されているほど個人的にはハマれなかった作品ですね〜
子どもを対象にしたレベルとはいえミステリとして凝っていたところは感激しました。
風間くんにフォーカスした話で、エリート小学校で不穏な雰囲気を感じ
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

3.5

父ゆれ同盟!!そうきたか〜と唸るネーミングセンス!
そしてこの時代にまさかの五木ひろし!
なんつー馬鹿馬鹿しい設定で、家族から必要とされなくなる父親の虚しさ切なさも丁寧に描いてくれるのね!!

最後の
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード(2003年製作の映画)

3.5

俺の親父は熱海で温泉経営していた
俺は後を継ぎ 色々あって温泉潰れた
熱海は手すら差し伸べない
熱海の街 ほったらかし WAO!

この歌が頭から離れなくて小学生の頃ずっと歌っていました
個人的には、
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クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

4.0

日常系アニメの枠からのはみ出し具合が絶妙なファンタジーさと、遊園地としてのワクワク感、ホラー要素と、シュールギャグとスラップスティックなギャグの応酬が凄まじく、最後はホッコリとして終わる完璧なクレしん>>続きを読む

ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(2000年製作の映画)

2.5

メガギラスが、造形を除いて敵怪獣史上最も魅力がない。とにかく弱い。
ガメラ2の完全下位互換で、バトルシーンがめちゃくちゃショボい。
話の筋も相当つまらなくて、褒められるところがほぼない…この頃のゴジラ
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ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)

3.0

怪獣王ここにあり。といった感じ。ハリウッド的なキメの演出がいちいち鼻につく感じもしますが、ゴジラを強く強く描いてくれているのでこれはあり。
ただし人間側の陣営が多くてそいつらがあんまりお互いに絡まない
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

4.0

公害怪獣という概念が芸術点高すぎてアッパレといった感想です。光化学スモッグや水質・大気汚染のメタファーとしてあまりにも怖すぎる存在で、子どもが見たらトラウマもやむなしのインパクト。かつては水爆怪獣とし>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

とても暖かな気持ちで見終えました。
子供心に感じる色々なことは、現代日本の我々も、当時のベルファストに住むバディ君も同じ。クラスの好きな女の子への気持ちや、両親の言い争い、祖父母の家でののどかなひと時
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

トーマシン・マッケンジーとアニャ・テイラー=ジョイ、個性的だけど美しい2人の共演最高でした👏
憧れの世界に思い切って自分から飛び込んでみたところ、その裏にある闇の部分に触れてしまい苦悩する、過去と現在
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

かなり良かったです!
予告だけ見て作風的には苦手そうな雰囲気を感じていたところですが、かなりダークSFな側面も強くて楽しめました

幼児の脳を移植された女性が爆発的なスピードで学び成長していくので、1
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

子供の1番のおもちゃになれるAI人形を開発して、その試作機を親を亡くした姪に与える主人公。初めは辛いときに誰よりも寄り添ってくれたり、一緒に遊んでくれたり、世界の些細な不思議に興味を持たせてくれたり、>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.5

前3作よりもさらに頭カラッポで見るような話。でしかもレジェンドたちはどんどん退いていき、もはやドルフラングレンとか活躍もほぼ無し。悲しいよこりゃ

ステイサムだってもう若くないのに世代交代?もっと若い
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