アクション性のヴァンパイア映画をツギハギした作品。
良かった点。
・楽曲が非常に良い
・映像が一流である
・可能性を感じます
悪かった点。
・すべてにおいて7割
・既視感のあるシーン
・既視感のある世界観
『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』のVFXスタッフ。
『ウォンテッド』のVFX製作会社により作られたロシア映画です。
その為、本作はかなり映像に力が入っている。
これは『ナイト・ウォッチ』を彷彿とさせる。
ロシア映画でも素晴らしい映像が撮れる見本。
『デイ・ウォッチ』とともに期待したのに肩透かし。
内容があまりにも退屈で工夫のない設定がガッカリ。
そんなマイナス要素を受け継いだのが本作となった。
映像以上に登場人物や世界観は超えていない。
あくまで映像を魅せる為だけにある印象です。
主人公はヘタレというレベルじゃない弱さ。
しかし、それを補う主人公補正を持ちます。
すべて周りの人に助けられるという主人公。
何かの力を秘めているという描写で期待感。
ラストで覚醒を期待したのに肩透かしです。
ヒロインはもっと出すべきだったと思う。
日本でも受ける容姿で可愛らしいタイプ。
あまり出番がなかったのは残念であった。
悪役は登場した時は雰囲気がある。
そこから段々と右肩下がりになる。
最後は主人公補正の前で倒れます。
印象の薄い登場人物の中でD局のオッチャンは良い。
登場した時から他とは違う雰囲気をまとっています。
ですが、オッチャンを活かすほどの演出はなかった。
既視感たっぷりな本作では楽曲が良い。
キャッチーな感じはなかなか悪くない。
もう少し活かすべきだったと思います。
個人的に「ロシア映画!」という感じでした。