バーフバリ・シニアが最後まで貫いた祖国への忠誠心と誠実さを思うといくらジュニアが奪還したとはいえ複雑な気持ちになるけどな。
ただ前篇では常に正しかった国母が老害になっていくリアルさがたまらない。
またデーヴァセーナが若き国母同様に自らの正しさを貫くことが国母の反感を買って自らの立場を危うくしてく展開もしびれる。
またバーフバリがどれだけ親密さや慈悲を示しても改心どころか拗らせてく一方のバラーラデーヴァは、バーフバリの代わりに選んだ軍事司令官がバカすぎる辺りどっかの総理大臣ぽくて笑った。
結局、誠実さが報われるところにカタルシスがあるが、持たざるものとしてのバラーラデーヴァが完全なる悪になってしまうところに切なさも感じた。
不遇でも誠実さは貫くべきです。
いつか報われます。