おたしん

マーシャル 法廷を変えた男のおたしんのレビュー・感想・評価

3.8
1941年の黒人差別はどんな状況だったか。
その時代に立ち向かったマーシャルの強さ。
『黒い司法』が1980年代だったけどブライアン弁護士より40年も前の話。
エピローグで分かったけどキング牧師が称賛する偉大な歴史を残した人だったなんて知らなかった。

黒人差別のところも確かに論点なんだけどこんなにも映画になりそうな実話があったことにもビックリ。
真実が明らかになってくる展開がドラマすぎて。
そんな事実だったのね。
たしかにこの年代だったら大事かも。

マーシャルの自信に満ち溢れて正義を貫く姿にも心打たれたけどサムの犠牲を乗り越えた行動にも感動した。
こうやって守ってきた人がいて守られた人がたくさん生まれたんだな。
パンチ1発喰らわせてやったぜってところちょっと泣きそうになりました。

ウィリスが黒人を悪く言ったうえにユダヤ人も批判したシーン許せないな。
人種でしか相手を罵ることができないってダサいよね。
自分に誇れることないのかなって思うし人間性欠けすぎてて可哀想。

本作では嘘は嘘で真実が真実という結果になってスッキリできたけど実際には権力や裏の圧力にまみれ作り出された嘘が勝利するケースもあると思うと許せないね。
そんなので何が嬉しいのか。
恥を知れとしか言うことないね。

とにかく自分たちが上だと思ってる低脳な白人たちざまあみろって感じで良かったです!


チャドウィック相変わらずかっけえ。
こんな演技のできる俳優を失ったと思うと改めて悲しすぎる。
とりあえず他の作品も拝見します。
そして大好きなダンスティーヴンスが大嫌いになりました!笑
知的な白人様って感じで悪い役柄もこなしちゃって流石です。
イギリスのジェントルマンはセクシーっすね!
おたしん

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