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となりの怪物くんのkassyのレビュー・感想・評価

となりの怪物くん(2018年製作の映画)
1.5
原作が好きな作品だったので、キャスティングの段階でがっかりして観にいかなかった曰く付きの作品。

改めて見ても
ササヤンが佐野岳はない。老けすぎ。
みっちゃんが速水もこみちはない。私たちのみっちゃんを返せ。

おそらく菅田くんありきで配役したから、こんなにいびつなキャスティングになってしまったのだろうなぁ。
頑張って許せるのは山田裕貴くんのヤマケンだけ。

しかし、同級生に配役されている浜辺美波ちゃんが雫にめっちゃ適任だったのがまた悲しい。浜辺美波ちゃんの雫メインでキャスティングしたらどうなっただろうか…と考えてしまった。

菅田将暉くんだからこそハルを演じられていられるのだが、この漫画っぽい天真爛漫なキャラクターを演じるにはトウが立ちすぎていた。

全体的に漫画っぽいキャラクターをティーンじゃない人たちが演じる不自然さがひどく、実写に向いていない漫画だったなと思ってしまった。

不器用な人たちが少しずつ仲良くなって、1人が少しずつ大きな輪になっていったり、キャラクターの丁々発止の掛け合いが面白さだと思っていたが、そこの面白みがあまり感じられず。映画だけ見ると、この話って何が面白いの?普通の話って感じだ。

これでも月川翔監督作品なんだよなぁ、、、この漫画、基本はコメディなのにそれも上手く行ってないし。単純に失敗ですね。

少女漫画実写化にありがちなエピソードを並べただけの薄くなったストーリー、似合わないキャスティングの二重苦の映画化であった。
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