秋めいたこの季節になると観たくなる映画。
NYの情緒ある秋に始まり、
厳しい冬を越し、
清々しい春にエンディングを迎える。
映画自体も季節感とリンクして展開していきます。
話の展開は予想通りベタベタで
普段はあまり好きになるハズの無い映画なのですが、何故か観てるだけでどんどん癒されて行きます。
それはやはり、メグライアンの持つ柔らな雰囲気のお陰です。
この人はこんな雰囲気の役をやらせたら右に出る人が居ないような素朴なキュートさがありますね。
そしてトムハンクスのさりげなさの中に隠れた極上の演技。
もはやどんな国の人にも伝えることが出来る表情の豊かさを感じました。
忘れちゃいけないのが、場面場面での最高の音楽。本当にいいセンスです。
味わいのある音楽がとても雰囲気を盛り上げて行きます。
派手なシーンなど無いけど、
だからこそ映画に出てくるデイジーの花のように、
素朴で美しきアメリカの側面を感じて取れる作品です。
何度観ても優しい気持ちになれる大好きな映画です。
最後のシーン
最高な演技が観れます。(特にブリンクリー)
そしてバックには名曲
「Over the Rainbow」
…その瞬間きっと笑顔が溢れ出るハズです。
当時の懐かしいダイアル回線のインターネットの接続音も今聴くと良い味わいですね。