ネオナチの爆弾テロでクルド人の夫と子供を殺されたドイツ人女性のお話。
何よりダイアン・クルーガーの演技がすごいです。夫を殺されて心を蝕まれる妻を完璧に演じてます。これまできれいで健康的な役が多かっただけに、かなりインパクトがありました。過去一番の演技かも知れません。
2000年代のドイツでネオナチのテロが多かったことも、この映画を観て知りました。当時の社会背景が知れて勉強になりました。今は中東の難民がたくさん入ってきて、また別の問題がたくさん起きていそうですね。
内容はシリアスで重たく、緊張感が張り詰めていますが、演出はわりと淡々としていて、最後まで集中して一気に観ることができました。結末は衝撃的でした。良作だと思います。
