Inagaquilala

ヴェノムのInagaquilalaのレビュー・感想・評価

ヴェノム(2018年製作の映画)
3.6
熱心なマーベルのファンではないが、この作品はなんとなく惹かれるものがあり、劇場に駆けつけた。理由は予告編で見た、ヴェノムの異形の姿。その変身ぶりの特殊効果も足を運ぶきっかけとなった。その意味で言えば、なかなかよくできた予告編だったのだろう。監督は「ゾンビランド」や「L.A. ギャング ストーリー」のルーベン・フライシャー。なかなかの抜擢らしいが、若干のストーリー性も維持しながら、このダークヒーロー作品を無難に撮りこなしていた。

姿形は怪物のヴェノムだが、その実は、正義感の強いジャーナリスト。地球外生命体に寄生されたためにヴェノムとなるのだが、このあたりの正義と悪のさじ加減が、この作品のキーポイントになるのだろうが、巧みにルーベン・フライシャー監督は描写していた。それにしてもマーベル、スパイダーマンの敵役まで主役にして作品づくり。まだまだ新たなスーパーヒーローもの登場してきそうな雰囲気だ。マーベル恐るべし。
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