にゃんこむ

ジュピターズ・ムーンのにゃんこむのレビュー・感想・評価

ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)
3.3
空飛ぶ少年を題材にしたドイツ・ハンガリーのSF映画。

○医師・シュテルンは医療ミスにより訴訟中で、働いていた病院からも追い出されてしまった。シュテルンは難民キャンプで働き、難民を逃がすことで金銭を受け取り、訴訟の賠償金を稼いでいた。少年・アリアンは違法入国した難民で、逃げる最中に銃撃され重傷を負ってしまう。シュテルンは金欲しさにアリアンを保護したところ、アリアンが銃撃された事によって浮遊する能力や傷を自力で回復させられる能力があると知り、賠償金を稼ぐのに持ってこいだと思案し、難民キャンプから連れ出す事にした。

独特な浮遊感と間が好きな作品。
だけれど、キリスト教色が強く、難民問題なども絡んでくるので、ポスターに書かれているような『SFエンターテインメント』とは程遠い。文学的な作品でした。
医師のシュテルンがどこまでも利己的で一言でいえばクズ野郎なので、スッキリ感も無く、ラストの感動も薄くなってしまいました。
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