角砂糖子

ビューティフル・デイの角砂糖子のレビュー・感想・評価

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)
3.5
台詞が、あまり多くなく鑑賞している人に考えさせる映画だった。
ホアキン・フェニックス演じるジョーは過去のトラウマのせいで暴力で自分の気持ちを表現するが、この映画は、外見も痛いが内面はもっと痛かった。
その痛さや緊迫を誘い出す音楽もいい。音楽を担当したジョニー・グリーンウッドまたいい仕事してくれたな「ファントムスレッド」に続いて。
1回も聴いたことないがレディオ・ヘッドの曲聴いてみようと思いました。
怪優ホアキン・フェニックスの演技が凄かった。過去のトラウマに縛られながらも死にたいけど死ねない男性の姿は、外見や内面も痛々しかった。役作りが凄すぎる脱帽です。
ニーナを演じた女優もあまり出番が多くはないけど色気と存在感がありすぎる彼女は、『タクシードライバー』のジョディ・フォスターや『レオン』のナタリー・ポートマンを彷彿させる女優でした。
数年後とんでもない女優になってるな。
映画の終わりは好きな終わり方でした。
角砂糖子

角砂糖子