🇬🇧の女性監督・脚本家のリン・ラムジーによる米英仏合作のクライム・スリラー映画。その影響か、NYが舞台の映画なのに画はすごく欧州っぽい。
怪優ホアキン・フェニックス(僕の世代だとあのリバー・フェニックスの弟)がPTSDを抱える殺し屋役で素晴らしい演技を魅せ、見事カンヌで男優賞を受賞。
女の子役のエリカテーナ・サムソノフも(たぶん)初演ながら、ナタリー・ポートマンのデビュー時の(マチルダ)ような危うさを飲み込んだ佇まいを見せてくれた。
内容も雰囲気も、そしてエンディングの後には、まさにこれから「レオン」が始まりそうな感じの『殺し屋と女の子の物語』でした。