このレビューはネタバレを含みます
ややむっつかしー作品
過去のトラウマから自殺願望を抱えつつも踏み切る勇気のない殺し屋がとある少女の救出案件で事態は急展開を迎える
映像はシュッとしていて観ている者を惹きつける
事件の謎の部分も気になるけど、ジョーの内面がどうなっているか知りたいから
ジョーは過去の苦しみを胸に老いた母を抱え閉塞的な環境から抜け出せない
奇しくもジョーカーを観た後なのでこの展開はちょっとデジャヴ
死にたいけど死ねないけど生きるのは辛い
ジョーは何もかもを失ってしまったけど、もしかしたらこれは彼にとって解放だったかもしれない
そういう意味で今作は順番が逆なレオン、とも言えるかもしれず、その出発日がビューティフルデイ
誰もこの先は知らないけど最後のニーナの目には光が、ジョーの口元にはほんの僅かながら笑みがあったような気がするから明るい未来を祈りたい
