離婚間近の冷め切った夫婦。
お互い別のパートナーが既に存在していた。
2人の子供であるアレクセイをお互いおしつけあっていた。
そんな両親を見たアレクセイは翌日姿を消してしまう。
最低最悪の夫婦、親。
子供がいるのに大喧嘩、アレクセイを押し付け合う醜い姿。
暗い場所で泣きじゃくりながらそれを聞くアレクセイが不憫でならなかった。
元々ジェーニャは夫であるボリスに愛情があったわけではなく利用したわけで。
子供を出産した後、我が子を見たく無かったと愛人にあれこれ言っている。
こんな冷たい女と結婚しようと思うだろうか?
胸糞悪さ全開。
アレクセイ以外の主たる人物は自分の事しか考えていないように思えた。
「子供が失踪した事で自分を見つめ直す」
と書かれていたが、私にはとてもそんな風には見えなかった。
特に母親は。
後味の悪い映画だった。