オリヴィア・コールマンの何が最高かって普通に汚い女性を汚く、だけど絵になるように演じる。不快だけど不快じゃない。本当にすごいことだと思いませんか。
女の策略は突き抜けると男より漢。肝心の本当の男どもはその前では無力。どこかに必ず存在する社会の縮図のようだった。
ニコラス・ホルトはクズ男役がほんっとに上手い。しっかりイラッとさせてくる。
キャストも王宮のインテリアもそのほかの絵も全部見応えがあってなんでもないシーンでもお手本かのようなカメラワークで、あるべきところにしっかり視線がいく感じ。
派手な事件は起こらない…と言いたいところだったけど、終始派手だったから特別派手に感じなかったのかも?私も王宮に毒されましたね。。。
とてもバランスが独特でずっと引き込まれました。
オリヴィア・コールマンだからこその名作。