このレビューはネタバレを含みます
うん、大好き。
この監督は保身とその結果という映画を作る人なんだと思う。
今作の主人公も高みを目指してるんじゃなくて安泰を目指してる。これこそ保身。
今作はそういう所が全面に出てる。
尚且つ今作では保身の為に自分を偽った人間が最後にはどうなるのか…というところまで描いてる。
「お前が望んだ結末だろ？
さぞかしロマンチストなんだろうぜ」
なぁ〜んてね。
そういう「人間が普段覆い隠している醜くてどこか悲しい感情」+「乱暴な笑い」こそ
この監督の映画をみて僕が全盛期の松本人志ぽいなぁと感じる所以なのかも。
そこから一歩引いて見てたり、そういう保身みたいなものを全く感じない第三者が出てくるのも共通してる。
籠の中の乙女？知らん。
実相寺昭雄ファンとして超広角(魚眼？)を使ってるだけで素敵に思える。
意味するものは違うかもだけど。
