作品鑑賞後いい意味で嫌な気持ちにさせるヨルゴス・ランティモス監督の最新作は戦争真っ只中の宮廷が舞台の女性3人の物語だがドロっとした関係のなかに地位や愛情や欲望そして人間の愚かさだったりがふんだんの映画だったが出演者の3人の女優がいい。最初はエマ・ストーン目当てだったが、彼女のあの姿に衝撃だった。世間知らずのめんどくさい性格のアン女王を演じたオリヴィア・コールマンは、存在感が凄かったし時々ゆりやんのネタにいそうだなと思った。個人的には頭脳明晰でアン女王の幼馴染のサラを演じたレイチェル・ワイズがめちゃくちゃ綺麗でカッコよくサラの魅力に上映中ずっとときめいていました。サラをあんな風にするなんて許さないという気持ちになってしまうほどサラが好き。戦慄を感じる劇中の音楽や魚眼レンズで撮った映像の世界観や衣装も宮廷が舞台の作品の衣装は今まで色鮮やかな衣装のイメージが強かったが今作はモノトーンのドレスが綺麗でカッコよく特にレイチェル・ワイズの男装姿やレースの眼帯姿がカッコよかった。
もうレイチェル・ワイズの魅力を知れただけでもこの映画鑑賞できてよかった。そして鑑賞後この映画の結末が最初はよく分からなかったが後から意味がジワジワと分かりました。
