Rosso

女王陛下のお気に入りのRossoのレビュー・感想・評価

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
3.8
ヨルゴス色はあんまり強くないな〜と思ってたら最後がもうヨルゴスのしたり顔が見える見える...笑

3人の醜い女(そんなこと言っちゃいけません!)のあれこれも見所ですが、個人的にはこのクソみたいな無関心とエゴイズムが通常と化している上流階級の世間知らず感がもう堪らなく殺意だね〜。
もうね、“太っちょ片手でぽこちん(絶対小さそう)隠すヘラヘラおじさんの舞 〜柑橘果物を避けながら〜” できゃっきゃっ騒いでるお偉いさんがすべてよ。
くだらねえ〜〜〜低俗〜〜〜
今作、土地税2倍にすると国民から不満がどうこうって話は出つつもほぼその国民ってのを映さないあたりがね、上級国民の方々の視界には見えすらしてねえんだろうなあと。
弊社の社長及び役員も俺なんていう若手の叫びなんてアウトオブ眼中なんやろなと思うと、この人間の性質はしっかりと世界各地に今なお受け継がれてるな。

女王っつうか女帝と個人的には呼びたいルックスのオリビア・コールマンさんの発狂ぶりは良かったね〜。
絶対臭そう、そしてそれを舐めるアビゲイルって...(ここで僕、嘔吐)

対人ではアサーティブなコミュニケーションを大事にしたい僕としてはそもそも“お気に入り”って表現を人に使う時点でもう上下関係を示しててきっついわ。
しかしそういう意味ではタイトルは秀逸だしこれしかないなと、映画としては素直に好きです。
バロック音楽も内装も堪らんのよね。映え〜〜〜要素もしっかり◎でした。
(とかいいつつ1番 お!♡となったのはエマ・ストーンのおっぱいなので安心してください、通常運転です。)
Rosso

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