怨念大納言

血を吸う粘土の怨念大納言のレビュー・感想・評価

血を吸う粘土(2017年製作の映画)
3.4
低予算のスプラッターで、よく「豆腐」なんて揶揄されるのは、都合上、ちょっとしたダメージで大幅に人体が欠損しなかればならないから。

そこで、思いきって「人体を粘土にする」という試みは素晴らしい。

受験ってただでさえピリピリするもんだけど、芸術なんて判断基準の曖昧なものだと余計に苦悩するだろうし、そこに田舎から東京への怨念も相まって凄く居心地が悪そう。

エロシーンが皆無なのも、この手の低予算スプラッターにしては思いきっていると思う。
その分、粘土の設定を活かしたグロシーンは、残虐さもオリジナリティもあって好き。

あの手この手で復活し、最終的には憎き東京に復讐する粘土モンスター。
B級らしい、いい映画でした。
怨念大納言

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