目で観て楽しいガールクラッシュ・ムービー。
強く見目好い女性がゴリゴリ爽快に闘う姿はそれだけでもうテンション上がってしまう。
スパイミッション系の王道をなぞっているので、基本的には楽しい。
裏切り裏切られ裏切りられられの連続も、いつ仕込んだ？というサプライズも、まあお約束でしょう。
そういえば今回のハッキングはそんなに万能ではなかったな…なんてボヤきつつ。
ただ、なんだか全体的にあまり賢くないように見える不思議。
頭空っぽにして観たら良いとわかっちゃいるけど、どうしても引っかかってしまう点がチラホラ。
相当しんどいミスもサラーッと流されてしまうし、ここまで軽薄にしなくても良いのに…と思うことしばしば。
所々に謎すぎるジョークや関係ないトークをぶち込まれる違和感が最後まで消えなかった。
いやわかる、わかるのよ。
会話のテンポってあんな感じだし、サビーナに限らず全員思ったままに喋るキャラクターだったし、わかるんだけど。
ストーリーのキモである「カリスト」の危険性や本来の成果があまり伝わって来ないのも気になる。
あれじゃあブロックはただのキレやすいイケメンだし、黒幕も新しいモノ好きのミーハーにしか見えない。
音楽と映像が良くて、色々とツッコミつつテンションは保ったまま観ることができた。
アリアナ・グランデ祭りじゃ！！ネオン大好きなんじゃ！！
予告編の最後にアリアナが映っていたからいつどんな形で登場するんだろうとワクワクしていたのに、ついぞ最後まで出て来なかった。悲しすぎる。
何だかんだでこういう映画は嫌いじゃない。
シリーズ化はしないのかしら。
サビーナとジェーンと、きちんと実力を身につけたエレーナの三人の活躍をまた観たい。
推しはもちろんジェーン。美しすぎるでしょ…身長いくつ！？股下いくつ！？！？
