Inagaquilala

夏の娘たち~ひめごと~のInagaquilalaのレビュー・感想・評価

夏の娘たち~ひめごと~(2017年製作の映画)
3.2
どうも、作品の良し悪しを語る前に、生理的に受け付けないようだ。つなぎだとか、間だとか、編集だとか、この監督の作品を評価する声は聞こえてくるが、自分としては、とにかく肌に合わない。棒立ちの演技、唐突な展開、雑然とした舞台設定、すべて狙ったものだとしてもなかなか受け入れがたい。

物語に関しても魅力あるものではなかったし、「ひめごと」にしても結局は藪の中。都会から田舎に戻ってきた主人公の日常も、それほどきちんと描かれているわけではなく、中途半端な感じを受けてしまった。そして、終盤のブツ切れの展開。人生の重大事に対し、もう少し描写が要るだろうという場面がいくつかあった。

とにかく作品に入り込めなかった。上映時間の75分が、ひどく長いものに感じられた。ポスターに敢えてイラストレーションを使用したのも、何か意味のあることなのだろうか。あまりに印象的なシーンがなかったため、そんなことも考えた。

前の作品を観た後に電車で移動、21時から始まるナイトショーで、自分的にはすでに脳の活動時間ではなかったことも手伝ったかもしれないので、機会があれば、もう一度、観直してみたい。とりあえず。
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