このレビューはネタバレを含みます
スーパー不謹慎でサイコーでしたよ!
特にオープニングはここ最近観た映画の中では最強のツカミでした!
スプラッターシーンや音楽に目を奪われがちだけど、演出面で素晴らしいところがあったと思う。
例えば、映画冒頭の水溜りから始まるシーンや、回想シーンをバスの窓に映す、ピースメーカーのマスクに映るバトルなど、意図的に「反射」を使った演出が面白かった。
「反射」=大国の正義も「表裏一体」、、なんて深読みもしたり。
「ネズミ」=スーサイド・スクワッドってのはわかりやすい比喩だったけど、この映画自体が世間から見下げられたトロマ映画のメジャーへの逆襲って感じがして良かった!
ブラッド・スポートの心変わりが分かりづらかったけど、実はあのシーンでは薄っすらと市民の悲鳴が聴こえてるのも良い演出でした。
「ホステル」の主人公が女性の悲鳴を聴いて戻るシーンを思い出しましたね。
とにかく好き嫌いがハッキリと分かれる映画だと思うけど、個人的には今の暗い雰囲気の中で、とっても笑えて泣けるサイコーの映画でした!