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東京の合唱(コーラス)のmat9215のレビュー・感想・評価

東京の合唱(コーラス)(1931年製作の映画)
3.0
同じ時期に製作された『生まれてはみたけれど』にも通じる子どもたちの世界。父親と子どもはどちらも言葉に詰まると尻や頭を掻く。この時期の小津作品で住居内に溢れている英語文字が本作では少ないが、岡田時彦が得た職が栃木県の女学校の英語教師だったというオチがつく。妻の八雲恵美子も栃木県と聞いて「また東京に戻れますね」というくらい嫌そうだ。おかっぱの幼女が可愛いと思ったら高峰秀子だった。
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