なかなか哀感のある小市民的コメディ。チャップリンみたい。
社長に逆らってクビになった岡田時彦とその家族。
恩師の食堂で働き最後は栃木で英語教師になる結末なんだけど、大恐慌の影響後の世相がわかって興味…
私がもっと小津監督の映画をたくさん観ていないからか、このようなコミカルな監督の作品は初めてでした。
音声がないものなので、役者さん一人一人の顔つきや動作が印象に大きく・ダイレクトに影響をするのだな…
【チャップリンの影】
小津安二郎が1931年に撮ったサイレント映画。むろんと言うべきか、モノクロ。
最初は旧制高校の校庭を舞台とした体操の授業のシーン。
厳格そうな体操教師(斉藤達雄)を前にして…
お早うじゃないかとか秋刀魚の味じゃないかと思うところがあって、その後の予感がするとかでなくてそのまんま同じなのでこの映画くらいから、他の映画と行ったり来たりするような宇宙みたいなのができたのかなと思…
>>続きを読む1931年製作公開。原案北村小松。脚色野田高梧。監督小津安二郎。
本作の夫婦の長男を観ながら古典落語「子別れ」の亀吉を思い起こしてしまった。周りの友だちはみんな自転車に乗っているのに、とパパ(小津…
サイレント映画でした。
ずっと音が無いので、何度か寝そうになりました。
少年の頃から、いたずらばかりして、大村先生(斎藤達雄)に怒られていた岡島伸二(岡田時彦)は大人になり、保険会社に勤めていまし…